伝承あそび「御来迎」

小学生クラスの伝承あそび「御来迎」が完成しました。

「御来迎」は、江戸時代に流行したからくり玩具で、仏様を敬う気持ちをもとに作られたもののようですが、教室ではそのからくりの仕組みを使った楽しい工作に挑戦しました。

制作工程は複雑です。「後光」となる銀紙は、大きなサイズを丁寧に蛇腹折りにします。だんだん太くなったり、なぜか斜めに折れていたりと、案外難しさのある蛇腹折り。こどもたちも、折っていくにつれてだんだん無口になっていくのが印象的でした。

次に、「後光」を背負って立つのは、「仏様」ならず「自分」です。着物姿の自分をつくります。小さい部品ですので、丁寧に丁寧に着彩します。

最後は箱づくりです。江戸時代の玩具のイメージを大切にした色で模様を描き、千代紙を貼って出来上がりです。

さて、制作工程を順番に書きましたが、それぞれの作業は同時進行で行うもので、着物の一度塗りができたら銀紙の蛇腹折りをし、一度塗りが乾燥したら二度塗り開始…と、子どもたちにとっては忙しい制作となりました。とはいっても、いろんな制作工程があるのは楽しいですよね。みんなイキイキと作っていましたよ。

「しかけ絵パズル」が完成しました!

小学生クラスで制作した「しかけ絵パズル」です。

すでにInstagramで紹介していますので、どのようなパズルかは見ていただければと思いますが、大事なのは、そのパズルの絵は、子どもたちがとても頑張った作品だということです。

どんな作品を作るにしても、そのときどきで条件というものがあります。

大きさだとか、使う材料だとか、描く内容だとか…。

その条件を理解して、むしろうまく利用して自分らしい作品を作ることが、いい作品を作ることではないかと思うのですが、今回のテーマも、またちょっと難しい「条件」がありました。

まず、絵は4枚描きます。自分の好きなものを描きますが、なるべく違うタイプの絵にすることを条件としました(造形の教室ですからね)。例えば、「カマキリ、カブトムシ、チョウ、クワガタムシ」と、4枚とも「虫」にするのではなく、「魚、鳥、虫、動物」と、別の種類を選ぶ、ということです。(長く教室に通っている子に対しては、なるべく今まで描いていないものを、とより厳しい条件が付きます)

次に、パズルをスムーズに動かすため、「縦」描きの絵であること。でも、どうしても横になってしまう絵もあります。ですので、ひとり1枚までOKということにしました。(この1枚は4番目に貼り合わせることで、パズルの動きに支障がないようにしました)

そして、絵の1枚1枚は小さいのですが、その1枚の紙にモチーフを大きく描くこと。1枚の絵は、あとで6分割されるので、小さいモチーフをバラバラに描くと、あとでパズルとして動かしたときに1枚の絵として認識できないためです。

と、まあ、文章で書くと難しいような気もしますが、子どもたちには分かりやすく説明します(笑)。みんなよく理解して、自分らしい「テーマに合う絵」を描けましたね。

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