毎年恒例の「虫のじかん」

今年の夏休みにも、むたやま造形教室恒例、「虫のじかん」を行いました!

「季節の虫を観察しよう」のテーマで、「捕ったり育てていた虫が死んだら、どうする?」と子どもたちに聞くと、「ゴミで捨てる」との答えがかえってきます。

造形教室では、もうひとつの方法、『標本』をテレビ映像や実物の展足品で紹介しています。その際、「死んでしまった虫がいたら、持っておいで。標本にしてあげるよ」と声をかけています。

さて、毎年恒例でよくわかっている子どもたちは、すでに6月や7月には「標本にして〜」持ち込んできます。よく覚えていたと感心します(笑)

中には、家族総出で虫捕り(子どもたちから、「いいのがいたら、捕まえててね」と声をかけられていたり、あるいは本当に家族で虫捕りに出かける場合もあり)されることも。

今回子どもたちが持ってきた虫は、ヒラタクワガタ、コクワ、ニジイロクワガタ、クマゼミ、ゲンゴロウ、アカガネサルハムシでした。

(なお、あまりに状態が良くないものは標本に出来ないこともあります)

虫などの生き物や自然をよく観察することは、子どもたちの観察眼を養い、心をより豊かにしてくれます。

今年の夏の工作は、木の工作“ツリーハウス”でした

2025年の夏の工作は、木の工作に取り組みました。

ここ数年はいろいろな“貯金箱”を制作していた造形教室の「夏の工作」ですが、今年はようやく子どもたち全員が使用できる量の木材が準備できたため、“貯金箱”ではない工作に取り組みました。

もちろん“貯金箱”にする案も考えたのですが、“どんどん部品をつけていく”工作の楽しさを考えると、どうしても25cmの高さでは収まらない作品となりそうでしたので、今回ばかりはあえて貯金箱にしない案を選択しました。

まずは木をたくさん切りました。

自分の木を飾りつけるためにたくさん切りましたよ。

2本の木を固定するためのボードや色塗り、道や家づくりなど、土台(基礎)づくりにもいろいろな工程がありました。

最後は飾り付けです。

葉っぱや家、網やロープ、テーブルや椅子など、たくさんある部品をどこに、どんなふうにつけるのか。

作品を間近でゆっくり観察すると子どもたちなりの物語性が表現されていて、部品を適当に置いたのではないことがわかります。楽しんで作っているようすが伝わってきましたよ。

最初はキーキーと音をたてていたノコギリの刃も、何度も切るうちに気負いなく真っ直ぐ切れるように上達してきました。

いろんな経験ができた楽しい工作になりましたね。

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