コラージュ。

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小学生クラス、「コラージュ」に挑戦しています。

こどもたちにとってはほとんど初めてのやり方なので、まずは「コラージュとは、フランス語で“のりづけ”を意味していて、雑誌などの印刷物などを切り貼りする絵の方法です。むかしからたくさんの人が使っています…」という説明をしたり、いろんなサンプルを見せたりして、こどもたちのなかに“コラージュ”という技法が浸透するようにしています。

それでも、観るのと、実際にやってみるのとは大きな違いがあるのはなんでも同じことですね。最初にする写真の撰択も、ただきれいな写真を選ぶのではなく、いかに自分が描きたい対象物の中にうまく、面白く当てはまる写真を選ぶこともまた難しいところで、こどもたちも、ひとつひとつの作業を考え考えしながら、頑張っています。

で、そんな、楽しいけれど大変(?)でもある制作なので、休み時間はパーっと、外でチョーク大会!

制作の時間も落書きの時間も集中力満載で、楽しい時間となりました。

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講評会。

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造形教室では、絵や工作の作品ができると、講評会、つまり発表会を行います。

自分の作品をともだちに見せるのはもちろんのこと、そのともだちの作品も見ることによって、刺激をうけ、感受性が高められます。

その内容を紹介すると、まず、感想を書きます。作品の題名、作品の内容の説明、そして制作において難しかったところ、工夫したところ、頑張ったところ、などを書きます。そして最後に“自分を褒めることば”を書きます。

それを作品に貼付けて、いよいよ講評会のはじまりです。

先生は、「はい、最初の作品です」などと言いつつ、こどもたちの前に作品を出します。

こどもたちには事前に、「自分の作品だとわかったら、気持ちよく『はい!』と手を挙げてね」と伝えていますので、スムーズにいけば、「はい、ボクの!」と手が挙がります。

でも、中には恥ずかしがり屋さんがいて、なかなか手があがらないこともあります。

こういう時のために、「自分の時は手を挙げてほしいけど、ともだちの作品の時に、『これ、あなたのでしょ?』といったらいけないよ」とも伝えていますので、「あら?手を挙げれないみたいだね…」とつぶやきつつ作品の紹介に入ることもあります。

ただ、同じクラスで作品を作っていれば誰がどんな作品を作っていたのかはだいたいわかっていますし、たとえ手を挙げなくても「うわ〜(ボクのだ)…」などと呻きながら下をむいたりする子もいたりして、すぐにバレてしまいますが(笑)

こういう場で手を上げるのは、こどもたちにとっては一大事。「はい、私の!」とパッと手を挙げることができた子には「えらい!頑張った!」と褒めて、次の機会にも頑張れるようにしています。

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